旅は道連れ世は情け 四国はいい所ぜよ♪
2025/03/05
早春の候、皆様におかれましては益々ご健勝のこととお喜び申し上げます。
また平素よりご高配を賜り心より御礼申し上げます m(__)m
さてさて今回のお題は
☟
「行ってきました、愛媛県~!」
【しまなみ海道にて】
私事で恐縮ですが、今本工業では去る2月28日、一泊二日で愛媛&香川県への社員旅行に行ってまいりました。
どこに行くにしても旅行シーズンとは言い難い折ですが、職種柄あまり忙しくない期間を充てるとなるとこの時期かなと。社長は当初「去年は沖縄だったから今回は北海道がいい!」と申しておりましたが、社員たちの「寒いやん!」の意見に折れ、行先は愛媛・道後温泉に決定。こちらも社長の提案でしたが、なかなか渋い選択で想像よりもずっと楽しい旅となりました。
まずは小倉駅から新幹線で福山へ。そこからは観光バスのお世話になるわけですが、そこはほら我らがアイアンマンズ。普段はできない昼飲みが始まります。約1名T氏が飲みすぎで社長の監視下におかれましたが、快調にしまなみ海道を渡り第一弾のイベントは豪華海鮮BBQ!
新鮮な魚介類をたっぷり食し、生ビールがうまい!
熾烈な牡蠣爆弾の攻撃に遭いながら、みんなで楽しく舌鼓を打ちます。普段は魚介類を好まないネパール出身のSさんもチャレンジして、美味しいって感激してました♡
【海鮮BBQで灰まみれに】
ちなみに私は写真係を仰せつかっておりますのでこっそりノンアルコールビールを飲んでいましたが、社長に見つかります。
「Hさん、なん飲みよん?ノンアル?はぁ?しょぼいわぁ!信じられーん!」と大声で言われ、慌ててハイボールを注文💦
まぁ普通に美味い。
そして私がアルコールを飲みだすと、途端にめっちゃ機嫌が良くなる社長。酒飲みの人ってみんなそう。
テンション合わせたいん?
【いざ潮流体験へ】
お腹を満たした後は潮流体験へ。そんなに期待はしていませんでしたが、これがめっちゃ楽しい!船長さんは潮流に慣れているとはいえ、巧みな技術で大きな船を自由自在に操ります。
今回の旅で初めて会ったプロ。
みんなで渦潮に歓喜していると、社員の一人が「Hさん、これが鳴門の渦潮やけん。よー見とき」と得意気に教えてくれました。「へえ、すごい」と受け答えはしましたが、ここは愛媛。鳴門は徳島です♡
【日本で最後の完全な城郭建築】
そしてお次は名城松山城へ。この時点で予定よりだいぶ時間が押しています。
「大丈夫なん?ホテルのチェックイン間に合うん?」と社長も心配気味。
すかさずツアーガイドの女性M氏が「大丈夫です。ホテルに着いてから夕食までゆっくりあります♡」と微笑みましたが、急勾配のお城までの道ををかなりのダッシュでみんなを引き連れて行きます。酔っ払いにダッシュさせてでも時間を守る。
さすがプロ♡
それでもさすが建築業界に身を置く今本工業の社員さんたち。酔ってるくせにお城の造形美に「うーん、すげえ」と唸る。
さすがプロ♡
【社長の挨拶&乾杯】
無事ホテルに到着し、社長の挨拶&乾杯で予定通りに宴会がスタート。
ちなみに社長の挨拶が最近どんどん上手くなってる。上手に話すことではなく、社員に対して心からの感謝を伝えることに重きを置いているのが好印象。部長は締めの挨拶で社員を代表して社長に感謝を伝える。
感謝のキャッチボール in 愛媛
【飲めや唄えの大騒ぎ】
アイアンマンなので、飲めばヒートアップも。宴会場の外で2名がバトルモードなんて図もありましたが、社長のどするどい目配せで私が2人を引っぺがしに行きます。写真撮影とともにそれも私の役割。でも10分後には「でへへへ」なんて言って、その2人が一緒に飲んでる。ホント、仲がいいのかなんなのか。
その後、予約してあったラウンジへと2次会の場所を移しますが、職人はもとより事務方の女性陣も含めて全員が参加を希望。チームワークが素晴らしい。
ただ、酔えば酔うほど「鉄筋とは!!」と職人が語りだす。
社長は「俺は嫁には感謝しかない!!」とのたまう。
うるさい。酔うときはちゃんと酔え。
その後の3次会はバラバラになりましたが、私は一番酔っぱらってるグループの保護観察のため一緒に締めのラーメンへ。そこには今回お世話になったラド観光のU氏も同席していましたが、ラウンジにコートを忘れたと言って途中退出。
そのまま帰って来なかったので、帰りしなに私がお会計に行くと既にU氏がすべて支払い済み。
ここにもスマートなプロがいて感動。尚、それはそれとお気持ちだけ受取り、ちゃんと翌日お支払い対応はいたしました。
【中野うどん学校でみな童心に帰る】
2日目は少し移動距離がありましたが、一路香川県へ。目指すは中野うどん学校!本場の讃岐うどん作りを体験できる貴重な機会です。
先生は見たところ60歳前後と思しき女性お一人でしたが、屈強な鉄筋職人たちをまるで幼稚園児をあやすように指導します。音楽を流しうどんをこねる。タンバリンを渡されうどんを踏む。屈強な職人たちが満面の笑みで楽しんでる。
プロだ!
【みな無事に卒業】
洒落た卒業証書をもらい最後に記念撮影。
「俺、うどん屋やろうかな。香川県のうどん専門学校を卒業して…なんて肩書。Hさん、どーかいな?いけるかな?」バスに戻ると今回の旅に同行した今本社長の盟友(株)ヒムロの氷室さんが真剣な表情で語ってくる。
私 :「あれは中野うどん学校という名前のただのお店です。氷室さんはダパンプのU.S.Aにのせてうどんをこねただけです」
氷室氏:「プロとは言えない?」
私 :「プロではありません。学歴詐称です」
旅は人の心をどうかさせてしまうようです。
この後は倉敷の美観地区に少しだけ立ち寄り帰途につきました。
今回の旅、派手な催し物こそありませんでしたが、外国人も日本人も社員もバイトもみな口を揃えて「すっごく楽しかった!」と申しておりました。
「一緒に旅をすること以上に、その人たちを好きか嫌いか確かめる方法はない」
マーク・トゥェイン
やはりこのことに尽きるように存じます。
手前味噌ですが、今本工業はホントにみんな仲良しですので何処に行こうが楽しいのでしょう。ファミリー感強め。
そしてその背景にあるのが、今本社長のホスピタリティ。本人はまったく自覚しておりませんが、連れて行ってあげてる感がまったく無い。上から目線ゼロ。社員と同じ目線で時間を共有します。顔は強面なのに、内面は悔しいぐらいにフェアでピュア。
社長が職人時代を通じて培った部分があるにしても、人格の大部分は受け継いだもの。
「きっと親の育て方がいいんだろねー」としか思えない。
旅は読書と同じで非日常を経験し静かに日常へと戻る、とは以前のブログでもご紹介した私好みの一節です。
週明けの月曜日からは見事に日常に戻り、何事もなかったかのように仕事に精を出す社員さんたちを見てなんだか少し感動します。
また次回の社員旅行にはついて行こ♡
~ fin ~