魔法のやかん ~ a friend in need ~
2025/10/06
清秋の候、皆様におかれましてはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
また平素よりご高配を賜り厚く御礼申し上げますm(__)m
前回のブログでもお伝えしましたが、今本工業は新工場建設のあおりを受け絶賛バタバタ中💦
2棟の社屋のうち設計棟がなくなり、事務は1棟に全機能を集約。物置だった和室に設計室を配置したため昭和感がハンパない。このレトロな部屋から高度な積算計算と大量の拾い出しが出来ているとはとうてい思えません。
まるで友達ん家に来たみたいで、小上がりに一度座るとつい長居しちゃう♡
【設計室はいつもの3名】
リアルな写真を撮ってみたものの、あまりにも切ない感じがしたので掲載は厳しい💦
そこで急遽チャッピーでジブリ風に。私はやったことなかったので、事務のY嬢に依頼して画像を送るととわずかな時間でジブリになって返ってきました。
もとの写真は私が撮ったので2枚を見比べることができますが、再現性がすごいです。ChatGPTってホントに驚異的。こんな風に写真の加工が瞬時にできちゃう。しかも無料で。私のブログなんかいずれ必要なくなるかもしれない。
閑話休題。
上述のようにかなり昭和の雰囲気にはなったものの、そこはほらプロ集団。しかも仲良し。おかげさまで2~3日もすればすべての事務業務が円滑に進行するようになりました。
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もう大丈夫。
現場の職人さんは帰社後の道具をしまう場所が変わっただけで、すでに皆さん慣れた感じです。翌日の配置を示した大きなホワイトボードは以前と違って全員が見られないため、社長が専用ソフトで全職員への通知回数を増やし情報量の一定化を図ります。
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もう大丈夫。
プレハブ2棟のうち1棟が残りましたが、解体時に2棟を繋いでいた屋根が少し損傷。軒下が雨漏りしますが、残り10か月なのでなんでも楽しくDIYで対応します。
この日は部長が屋根をコーキング。
私は体のサイズ的に下でウェイティング♡
【つられて屋根に上がってきたB氏と】
こちらも もう大丈夫。
そんな中、なかなか「大丈夫」と言えないのは仮工場での鉄筋加工作業。暑さが和らいだとはいえ、勝手の違う場所での作業に従事するのはとにかくやりにくいようです。
クレーンも違えば鉄筋の置場も違う。搬送用のユニックもかなり入れにくいし、何と言っても民家が近い。しかもそんな状態なのにおかげさまで受注量が多く、残業を余儀なくされることもしばしば。
ちなみに弊社と仮工場の距離は3.3キロ、車で8分くらいに位置しています。
サポートが命。ホントにこれが生命線です。
そこで
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まずは事務方の女性陣が動く。キーパーや飲料水を持って毎日朝と昼に加工場に向かいます。
そこでゴミの回収やプレハブの掃除をしてくれるのはもちろん、職人さんが汚した作業着を持ち帰り、本社で洗濯&乾燥までこなしてくれる。もともとは職人が各自で洗濯していましたが、排水の問題で仮工場には洗濯機が置けません。
午後は綺麗になった作業着持って加工場へGO
残業予定を聞きつければドーナツ持ってGO
まるで部活のマネージャー。うら若き乙女が毎日来てくれるとラガーマンたちは走れます。魔法のやかんで水をかけてもらうとラガーマンは立ち上がるのです。
【部活のマネージャーやん】
こりゃみんな頑張れるわ♡
そして豊浦部長の気配り。加工場を訪れては足りないものはないか日々観察し、常に職人の意見をボトムアップ。
最近のケースで言うと投光器でしょうか。日が落ちるのも段々早くなってきたこともあり、仮工場に本格的な電灯を設営することに。これは社長が素早く電気工事会社に手配済み。ただ設置予定までの数日間でも苦労をかけたくないとレンタル会社に出向き投光器を5本レンタル。私も同行しましたが、職人さんたちも「助かる~」って喜んでくれていました。お金で解決できることはケチケチせずにフットワークよく動きます。
【壁掛け時計みたいで頼りないですが】
割としっかり明るい。
そして、またある時は事務長と私の二人でご近所まわり。仮工場は川と公園を挟んで民家がありますので、菓子折と挨拶状を手にお宅を一軒一軒訪問します。
【恐る恐るピンポンします】

丁寧にご説明し騒音等のお詫びをお伝えしますが、どのご家庭の方も優しくご対応してくださりホッとしました。安全管理には十分に配慮して、近隣住民の皆様のご迷惑ならないよう可能な限りの措置を講じてまいります。
とまぁ、今述べたようなことはいたって普通。建設会社においてはごくごく当たり前の対応だと思われます。
しかしながら、私が普通でないように感じる点は一つ。これ何一つ社長の指示ではないのです。むしろ全部事後報告。
ここが凄いと思います。
じゃ、誰の指示?
No one gave any orders.
だーれも指示していない。
そう、驚くべきことに誰も何も言ってないのです。
洗濯してくれなんて言う職人なんてウチには一人もいません。そして困っている仲間に気付かないような人もまた一人もいないのです。
A friend in need is a friend indeed.
困ったときの友が真の友である。
まさにこんな感じです。現場で疲れて帰ってきた職人さんも、加工場の残業のことを聞きつければ勝手に駆けつける。主体性のオンパレード♪
主体性
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自分で考え、自分で判断し、自分の意思で行動する力のこと
美談でしょ?
いやホントにそうなんです。これが私がここで働く理由かもしれません。こんな不思議な会社をできるだけ長く見ていたい。
まず社長がそう。
時に主体性が行き過ぎることもあるけれど、頭の回転と行動が速すぎて残像しかないレベル。
部長もそう。
仕事量がハンパないけれど、その中でも常に自ら率先して動く姿勢は神レベル。
職長がそう。
まぁ何があっても逃げない。責任感、いや使命感が違う。
外国人もそう。
家族と離れて暮らしてる人も多い。小さな子どもに会えない日々は想像しただけで苦しい。そんな思いをして頑張っている姿はまさに「引く道なし」で本気度が違う。でも明るく爽やかでみんな応援したくなる。
事務方がそう。
神輿をかつぐ役割で日の目を見ることは少ない部署だけど、縁の下の力持ちでみな頑張り屋さん。
「社員に任すことができない社長は決して会社を育てることができない」とはどのビジネス書にも引用されるフレーズですが、ウチの社長はそこが凄い。任せる潔さがある。任せすぎの感もある。
皆さん、周りに「真の友」おられますか?
恥ずかしながら今の私にはいないかもしれません。これもすべて私の不徳の致すところ。人生において徳を積む作業が足りなかったと猛省しています。
ただ、今本工業のメンバーは社長以下、隅々まで私にとっては friends indeed 、スペシャルな人ばかり。社内で困っている人を見つけたら絶対に放っておかない。今まで培ったすべての能力を遺憾なく発揮して、絶対になんとかしてあげたいって思っています。
妻が「今本で友達がたくさんできて良かったね♡」と言った言葉がじわじわと効いてくる。
~お、社長来た~
私 : 今本工業ってみんなが主体的に動きますね。
社長: そうかね。他は違うん?
私 : 長い人生で色々見てきたつもりですが、なかなかないと思います。
社長: それは建設業見てないからじゃない?建設業はみんなこんな感じよ。
私 : そうかなぁ。社長まだ41歳でみんなのちょうど真ん中ですよね。
社長: そだね。
私 : 真ん中からはどういう景色が見えるんですか?
社長: 俺は年上からは「生き様」を学んでる。
私 : ふむふむ。下は?
社長: 年下からは今の「若い時代」を教えてもらってるかな。
年上を敬い、年下を侮らず。
社長がこんな感じだから、細かいことを言わなくても社員がしっかり育つのかな。
新工場と新社屋完成まであと10か月。
これからも想定外のことが起こるかもしれませんが、持ち前のチームワークで乗り切っていきたいと思います。
次回は今本工新工場&新社屋の地鎮祭の巻です。
皆様、今月もご安全にm(__)m


